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満開を迎えた山形市の霞城公園では、職場仲間で花見を楽しむグループも見られた=2024年4月12日午後7時27分、兼田徳幸撮影
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 お花見や歓迎・懇親会をしましたか? 民間信用調査会社の東京商工リサーチが全国の企業にこんなアンケートをして調査したところ、山形、秋田両県が開催率でトップ2を占める結果が出た。

 今月1~8日のインターネットによるアンケートで4578社を集計。都道府県別で花見などを「今年開催した(予定含む)」の割合は、山形県が47・27%(55社中26社)で首位に立ち、秋田が45・45%で2位となった。以下、香川44・44%、鹿児島40・38%が続いた。

 東北では、青森が29・54%、岩手が28・94%、宮城が28・16%、福島が24・35%だった。

 山形と秋田の開催率が高かった要因について、東京商工リサーチの担当者は「小規模の企業が比較的多く、大企業に比べて少人数の宴会を開きやすい面があるのでは」とみている。

 一方、調査した全企業の開催率は29・18%で、コロナ禍前の2019年(51・84%)を22・66ポイント下回った。昨年比も1・21ポイントの上昇にとどまった。のみ会や接待の自粛など、お酒の場が減った生活様式は元に戻りきっていないとみている。(隈部康弘)

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